破壊された里山

 ある意味非常に象徴的は出来事ですが、里山イニシアティブが提唱されたCOP10ナゴヤの会議の最中に平針の里山の伐採が開始され里山の破壊が始まりました。

 

1、伐採開始のいきさつ

 十六銀行と岐阜銀行は、業者シィールズと(株)菊和を「開発を進めないと融資を引き上げる」と急かしたので、業者は「やむを得ず」名古屋市の希少な里山平針を生物多様性COP10会期中に伐採(10/29読売新聞記事)。これは環境破壊に加担しないという金融の国際的な行動指針「赤道原則」への違反です。当会は以前より十六銀行を訪問し赤道原則を遵守するよう説明してきました。

 

 十六銀行は岐阜銀行を吸収合併することを2010年この9月28日発表したので、説明責任は十六銀行にあります(登記事項要約書参照)。この平針の里山の伐採は、河村市長の当選から就任の2日間に滑り込み申請され、同じように、名古屋議定書採択の直前に、滑り込み伐採しています。このような「滑り込み伐採」は厳重に謹まれなければなりません。 十六銀行は、「日本の森を守る地方銀行有志の会」会員です. ホームページでそれを宣伝しながらためらいなく進めている里山の破壊に対して、強く抗議します.

 

2、伐採開始直後の動き

☆11月18日造成工事差し止めの仮処分を名古屋地裁に申し立て

 詳しくは、朝日新聞11月19日朝刊をご覧ください!

朝日新聞2010年11月19日朝刊
朝日新聞2010年11月19日朝刊

「破壊される里山」:里山破壊のその後が詳細にレポートされています.「里山ブログ」にも最新リポートがあります。

 

☆EsamanさんのJanJanブログ:地域住民らが工事停止の仮処分申し立て

 

☆ これまでの平針里山関連の報道が一覧できる「針山里平のブログ」

 

☆ 11月12日 平針の里山保全協議会が十六銀行に申し入れ:十六銀行の返答は「なぜ批判されるのかわからない」?!

 

☆ 11月9日(火)の国会 予算委員会で阿部知子議員 が 平針の里山と里山イニシアチブについて、質問しました。

十六銀行の融資が平針の里山破壊をもたらした点を指摘しました。

 

 

その後の里山の変化は

破壊の状況再開された工事 として写真での記録でご紹介します。